心は乙女??

宝塚ファン歴40年のおばさんが、観劇の感想、スカイステージについて、宝塚の思い出などを綴ります。

白い朝

1997年バウホール公演、匠ひびき主演の白い朝をスカイステージで視聴しました。


白い朝は、1774年に月組で初演された山本周五郎原作の名作で、当時、さぶを大滝子、栄二を榛名由梨が演じて、大好評を博した作品だそうです。

私が宝塚ファンになる少し前の作品で舞台は観ていませんが、ファンになってから購入した、榛名由梨の世界というレコードの中で、ショーちゃんが栄二を思い出深い役だと語っており、白い朝の歌が収録されていたので、歌だけは知っていて、子供心にいい歌だな、とよく歌っていたものです。

そんな懐かしい歌を、今日スカイステージで聴くことができて、感慨深かったです。



白い朝は、真っ直ぐな故に不器用な生き方しかできない主人公栄二と、グズで人好しなさぶとの熱い友情の物語です。この2人と関わる様々な人達との心のふれあいは、お互いを思いやる温かさに溢れていました。日本人の心の琴線に触れるこの名作を、またバウホールで観たいと思いました。さぶを留衣蒔世、栄二を瑠風輝で観たいなーと夢が広がりました。


それにしても、チャーリーさんカッコよかったです💖素顔もとても美しい方でしたが、スッとした綺麗な二枚目で、低めな声、何より男気溢れる演技は、おばさん→私の心をわしづかみにしました。こりゃあ栄二がモテるわけだわー。


まだ新人時代の、蘭トム、壮一帆、瀬奈じゅんの面々が見習いさんとして初々しく出演しておりました。当時はまだみんな声が高く、とても可愛かったです。それが数年後にはみんなトップスターになるとは、この頃は想像していなかったでしょうね。